リリース情報 詳細
2023/11/28 第28回気候変動枠組条約締約国会議(COP28)ジャパン・パビリオンに出展
プライム・スター株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:下田 知代)は、
2023年11月30日〜12月12日にアラブ首長国連邦 ドバイで開催される国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に参加いたします。
VIRTUAL JAPAN PAVILION(ヴァーチャル・ジャパン・パビリオン)では、
日本の気候変動対策の長期目標である「2050年カーボンニュートラル」の実現と世界の脱炭素化を支える、
脱炭素技術や取組を展示やセミナーを通して発信していきます。
*環境省・COP28サイト:
http://copjapan.env.go.jp/cop/cop28/
*ブースサイト:
https://jprsi.go.jp/ja/member/500
*COP28サステナ電池「レドックス・フロー電池動画」:
https://www.youtube.com/watch?v=61xgVHTOaEA
*埼玉工業大学との産学連携動画:
*アバターが紹介するレドックス・フロー電池:
*プレスリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000037124.html
脱炭素化又は気候変動適応に貢献する技術のひとつとして、
世界が注目する安全性の高いサステナブル電池を使った「レドックス・フロー電池を活用したエネルギーループのご提案」をオンライン形式で
掲載・紹介と、来訪者への説明・応対、ネットワーキングへの対応を行います。
オールジャパンの一員として、脱炭素社会の実現に向け、プライム・スターが考えるエネルギーコントロールイノベーションを力強くメッセージを発信して参ります。
COP28では、災害対策や電力安定供給について世界が直面している課題に対する新たな解決策を提案します。
近年、電気料金の高騰や、戦争による電気やガスなどの供給不足で、エネルギーの安定化対策が重要となっています。
太陽光や風力などを利用した発電システムが増加し、発電施設の大型化により、送電能力を超過、新たな大規模送電網の構築が必要になるエリアが世界中に存在します。
再生可能エネルギーの導入率の向上が、送電網インフラに相当な影響を及ぼしており、導入が一層進むと、送電網の調整や更新を行う必要性が高まります。
太陽光発電システムは、正午以降、徐々に発電量が低下し、夕方には1/3程度まで減少します。
この時間帯は、オフィスや工場などはまだ稼働しているうえ、家庭では夕食の準備などで電気が多く使われるため、需給バランスが崩れてしまいます。
この課題を解決するには、昼間に太陽光で発電した電力を蓄えておく必要があり、電力系統安定化対策としても有効な、大容量蓄電池の導入が課題となっています。
変動性再生可能エネルギーの普及が進む中での中期的エネルギー貯蔵システムの役割を果たすことが可能です。
■レドックス・フロー電池とは
レドックス(redox)という用語は、還元(reduction)と酸化(oxidation)を合わせた言葉です。
レドックス・フロー電池の最大のメリットは、「安全性」です。電解液は不燃性であり、
電池は常温で作動するため、過充電や過放電を抑制すれば、発火や爆発の危険性はありません。
正極と負極の電解液には硫酸バナジウム水溶液を使用、万が一両液が混ざったとしても、熱や有害なガスを発生させることなく、再生も容易です。
硫酸バナジウム溶液は希硫酸であるため毒性がなく、重度の火傷の心配もありません。 リチウムイオン電池やNAS電池に比べ、
安全性が高いレドックス・フロー電池をコンパクトに設計。地産地消の分散型電源の確保を推進します。
安全性に加え「長寿命」と「メンテナンスの容易さ」が特徴となります。
セルスタックの寿命は20年以上、電解液の充放電サイクルは無制限で、
リチウムイオン電池に比較し長期運用が可能なため、総合的なパフォーマンスに優れています。
消耗品はイオン交換膜(IEM)と、パワーコンディショナーシステム(PCS)、換気システム(INV)、循環ポンプなど一部の電気部品のみ。
また、レドックス・フロー電池は、セルと電解液を分離して設置することができ、
充電した電解液を密閉容器に保存することで、低コストで長期間の電力貯蔵が可能となります。
今回、比較的コンパクトなサイズとし、分散設置をすることにより、大規模な送電網を新たに構築する必要がなくなります。
空港や駅などの公共施設、マンションや病院など安全性が求められる施設に最適です。
日本では、「安全を最優先に考えた」貯めるシステムが求められています。
レドックス・フロー電池はその安全性能と長寿命の2点において、現在考えられる産業用大型蓄電システムに比べて大きな優位性を持っています。
COP28では、長期化する停電被害に備え、再生可能エネルギーとの親和性が高く、
より安全な蓄電池の「レドックス・フロー電池」を太陽光発電システムと組み合わせてご提案いたします。