【2025年最新】世界最大級のデザイン展示会「ミラノサローネ」に見るLED照明の進化

2025年4月に開催された世界最大級のデザイン展示会「ミラノサローネ」。
特に照明専門の「エウロルーチェ2025」では、LED照明やダウンライトが著しく進化し、脱炭素社会やウェルビーイング(心身の快適さ)をキーワードに革新的な照明デザインが発表されました。
本記事では、2025年の照明トレンドを中心に、省エネ・サステナブル・高機能を備えたLEDダウンライトの最新動向を詳しくご紹介します。
LEDダウンライトが切り拓くスマート空間デザイン
埋め込み型照明として人気のLEDダウンライトは、現代の住宅・オフィス・商業空間において不可欠な存在です。
2025年のトレンドでは、次の3点が強調されました。
- 調光・調色機能付きのスマートダウンライト
- 空間を邪魔しないグレアレス(防眩)設計
- BluetoothやKNX連携によるスマート制御対応
これらの進化により、見た目の美しさと省エネ性能の両立が実現し、「使う人の快適さ」を照らす次世代照明として注目を集めています。
ウェルビーイングと照明:人に優しい光の重要性
ミラノサローネでは、LED照明によるヒューマンセントリックライティング(HCL)が数多く紹介されました。
これは、時間帯や使用者の状態に合わせて、光の色温度や明るさを調整する技術です。
主な効果としては以下のような点が挙げられます。
- 朝は青白い光で覚醒をサポート
- 夜は暖色の光でリラックスを促進
- 高齢者施設や在宅ワーク空間でのQOL向上にも貢献
LEDダウンライトにHCL技術が組み込まれることで、より自然で人に優しい光環境が実現されています。
ダウンライト×脱炭素:サステナブルな光へ
2025年の照明設計では、脱炭素社会の実現が重要テーマとして掲げられました。
多くのメーカーが以下のような環境配慮型の照明製品を発表しました。
- 再生アルミや竹を活用した照明器具
- 製造工程でCO2排出量を削減したプロセス設計
- 太陽光発電や蓄電池と連携するエネルギーループ型照明
LEDダウンライトは、発熱が少なく長寿命な特性により、環境負荷が小さく、サステナブル建築やESG投資対応施設での導入が進んでいます。
意匠性と機能性の両立:アートとしての照明
照明は、従来の「ただ明るいだけの存在」から、今やインテリアの主役へと進化しています。
特に注目されたのは、
- リフレクターに質感や装飾性を付加した高級ダウンライト
- モジュール設計で自由に組み合わせ可能な製品群
- 天井面と一体化しつつも空間を演出する見せる光
です。
これにより、店舗やホテル、モデルルームにおいて、照明が空間ブランディングの一環として活用されています。
日本ブランド「yomosugara」の挑戦
日本のタカショーデジテックとTangentが共同で開発した照明ブランド「yomosugara(夜もすがら)」も世界初公開。
LED技術と漆・和紙といった日本の伝統素材を融合させた屋外用ダウンライトは、機能美と静謐な佇まいで来場者を魅了しました。
日本発の照明文化が、グローバル市場に新たな価値を届け始めています。
まとめ
LEDダウンライトは「省エネ × 快適 × 美」の時代へ
2025年の照明トレンドを総括すると、LEDダウンライトは以下の価値を提供しています。
- 高効率で優れた省エネ性能
- ウェルビーイングに配慮した人にやさしい光環境
- サステナブル素材を使用し脱炭素社会に貢献
- 空間の印象を大きく変えるデザイン性
今後の空間づくりでは、見た目だけでなく「人と環境にやさしい照明」という視点が、より一層重視されていくでしょう。
プライム・スターでは、企画・提案からシミュレーション、投資計画、施工・保守に至るまで、照明導入をワンストップで支援。空間の価値を高め、持続可能な未来に貢献する照明ソリューションを実現します。
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